- 現役プロカメラマンが解説
- Capture One歴8年目
- デジタルオペレーター(カメラマンのサポート)歴7年
- 広告、雑誌、スタジオ、ロケなど撮影経験豊富



オンライン講座についての無料面談はLINEから
・撮影ソフトはどんな機能があればいいソフトなのかが分からない
・撮影ソフトは何種類かあり、どれがいいかが分からないのでとりあえず無料ソフトを使っている人が大多数
・無料ソフトの場合、機能に制限があり撮影を一つのソフトで完結することは難しい
写真を扱う人にとって現像ソフトは必要不可欠なツールになります
今回は各メーカーが出している代表的な5種類の現像ソフトを比較していきます
筆者はテザー撮影から編集、現像まで一つのソフトで完結できるCapture Oneをここ最近は使用しており、本サイトでもCapture Oneをお勧めしています
自分に合うソフトを見つけることができれば撮影のレベルを上げることができます
最初に筆者がCapture Oneをお勧めする理由を紹介します
私自身、色々な現像ソフトでトライ&エラーを繰り返してきたのである程度は参考になるかと思います
Capture Oneをお勧めする理由
・一つのソフトで撮影、編集、現像まで完結
・データの色編集において簡単な操作で繊細な部分まで調整可能
・慣れるまでは少し大変かもしれないが、操作に慣れると他を使えないぐらい使いやすい
・自分なりの編集ができない方でも、Capture One公式のスタイル(Lightroomでいうプリセット)の品揃えが豊富
撮影ソフト5種類を徹底比較
初めに、私が使ってきた経験上の独断と偏見による比較になってしまうことをご了承ください
現場での使用感や経験から使いやすかった点、使いにくかった点を補足として書いていますので参考程度にどうぞ
・テザー撮影対応機種
・色彩再現性
・データ管理のしやすさ
・価格
主にこの4つの観点で比較
他にも比較対象の機能もありますが、下記理由から比較基準を厳選しました
・細かい機能の比較はキリがないため
・実際に撮影に影響してくるポイントを抑える
・有料ソフトはサブスクで契約するメリットはあるのか
Capture One


・テザー撮影対応機種 | ほぼ全ての主要機種 |
・色彩再現性 | 高 |
・データ管理のしやすさ | 高 |
・価格 | サブスク 下記参照 |
・プロ現場では主流なソフト
・サブスク型で料金がかかるのがデメリット
・一つのソフトでテザー撮影、データ管理、編集、現像など様々な機能を備えている
・RAWデータの認識が他社のソフトに比べて細かく認識してくれる(白飛びや色の補正が幅広く対応できる)


・一眼レフカメラやミラーレスカメラでの撮影時のデータ形式のことで、カメラ設定でRAWかJPGを選択可能
・デジタルカメラではイメージセンサーが捉える光の情報を写真として映し出されています。その光の情報のみのデータをRAW(生)データと言われますJPGというのはRAWデータを圧縮した状態のデータ形式を指します


Canon EOS Utility
・テザー撮影対応機種 | Canon のみ |
・色彩再現性 | 中 |
・データ管理のしやすさ | 低 |
・価格 | 無料 |
・昔からのヘビーユーザーが多く、デザインがシンプル
・テザー撮影のみの機能だが使いやすいのが特徴
SONY Imaging Edge Desktop


・テザー撮影対応機種 | SONY のみ |
・色彩再現性 | 中 |
・データ管理のしやすさ | 低 |
・価格 | 無料 |
・比較的新しいソフトで機能性はかなり充実している
・テザー撮影、編集、データ管理が全て別のソフトでの操作になるため少し作業量が増えてしまう
NIKON Camera Control Pro 2
・テザー撮影対応機種 | Nikon のみ |
・色彩再現性 | 低 |
・データ管理のしやすさ | 中 |
・価格 | 買い切り |
・ViewNX-iとの連動で撮影画像の転送、保存、閲覧ができる
・ワイヤレストランスミッターを使用すればリモート撮影可能
・値段の割には対応カメラが少ないのがネック


Adobe Lightroom
・テザー撮影対応機種 | ほぼ全ての主要機種 |
・色彩再現性 | 高 |
・データ管理のしやすさ | 中 |
・価格 | サブスク(プランによる) 下記参照 |
・Photoshopとの併用でほとんどの作業に対応できる
・テザー撮影に関しては操作性でCapture Oneに劣る


5つの現像ソフトを比較しての総評
撮影時の快適さを選ぶなら有料ソフトを選んでおけば間違いありません。
・無料ソフトではどうしても色彩再現性が低く感じてしまうため実際の色味と誤差が生じてしまうことがあるので撮影後に編集をしないといけなくなります
・無料ソフトではカメラを新しく購入した場合にそのカメラデータに対応したソフトに変えないといけない場合があるので
・Capture One、Lightroomはかなり優秀なソフトになっています